人間の本来の動きにそった「体にいい空手」を目指しています。

身体運動の原理に適った動きをふんだんに取り入れた稽古を行なっています。

各道場のご案内

代表紹介

井野

井野 真孝(いの まさたか)弐段


1975年12月13日 愛知県豊橋市出身

小学校で野球を始めるが、剥離骨折により手術を受け、競技を続けられなくなる。

1993年 空手を始める…も稽古についていけない自分の体力のなさと、「組手以外の練習なんてやりたくない」という理由で2ヶ月経たないうちに辞める。

1996年 やはり空手をやりたい!という思いが忘れられず、再入門。
以降2つの道場で10年間内弟子生活を送る。

2015年 過去所属流派を独立し、「実戦空手 井野道場」をオープン。



私は、少年期には野球に打ち込んできましたが、子供の身体には負担の大きな練習を重ねたことが仇となり、 小5で肘を壊し(剥離骨折)手術を行ないました。現在も痛みが出ないためのトレーニングに追われています。

テレビで見た空手の試合に感銘を受け、18歳で道場に入門するも、ミットを10回蹴っただけで息が上がってしまう自分が情けないのと、「組手以外の稽古なんて無駄だからやりたくない!」というなんとも勝手な理由でなんと2ヶ月経たないうちに辞めてしまいました。

再入門して空手を本格的に始め、23歳から内弟子として所属していた道場では稽古中に傷めた膝を放置していたため、後々オペをすることになりました(十字靭帯再建術)。その他にも無理な練習を繰り返したためにやればやるほど体のバランスは悪くなり、怪我を繰り返すことになります。

医師やトレーナーの先生方から、普段の練習内容やトレーニングを見直すよう指導を受け、身体への負担が少なく、 効率的に身体を鍛えるにはどうすればいいか、怪我をしないためにはどうすればいいか、その方法を積極的に勉強するようになりました。

空手を始めた頃は「組手だけやればいい」「ウェイトトレーニングなんて大嫌い」な私でしたが、現在はなるべく怪我をせずに、 健康的に体を鍛えるためのトレーニングや、運動に効果的且つ効率のよいトレーニングを指導することで「長く続けていける空手」 「他の運動にも活かせる空手」の実践を目指しています。


<主な戦歴>(過去所属流派での主な入賞暦)

・2001年 全日本ウェイト制 中量級4位

・2003年 全日本ウェイト制 軽重量級3位

・2003年 世界空手道選手権大会 日本代表として出場

・2007年 世界空手道選手権大会 日本代表として出場

当道場の指導について

当道場では、「運動が出来るようになる!好きになる!」「体全体を操る技術を身につける」ことを特に意識し、指導を行なっています。 競技や種目が違っても、身体操作における原理は共通しています。全身の筋肉を使い切って動くという、トップアスリートに共通する「身のこなし」を普段の稽古を通して身に付けること、空手だけに拘らない「スポーツの基本」を身に付けることを目標に、手足足先の動きだけに拘らず全身のそれぞれのパーツを連動させて動かすような練習を積極的に稽古に取り入れています。失敗、反省、練習、実戦を繰り返すことで、運動機能を進化させて行きましょう!

・土台→動くための身体造り
・基礎→色んな運動に共通する身体操作法を身につける
・基本→空手の動き(突き、蹴り、受け、運足など)を学ぶ
・応用→実際に使えるのか、相手と立会い試す

お子さんへの指導

井野道場では、幼年~中学生までは大会で優勝を目指すことより、怪我をしない身体作り、 身体を動かすことを好きになれる意識作りを重視し、指導しています。

試合の勝ち負けの結果だけに拘る人もいますが、 私はそれよりも その過程と内容、そしてその後が重要だと思っています。

子供の身体は大人の身体とは違うため、この時期しっかりした指導は非常に大切です。 成長期に行ったほうが良い運動、避けたほうがいい運動があります。

一時的なハードな練習はすぐに結果に表れますし、ごく短期なら出来ます。しかし無理を続けると身体は少しずつ壊れて行き、 大人になった時には満足に動かない身体になってしまいます。

空手の大会で優勝することだけが目標になってしまい組手だけを重視した無理な稽古を繰り返したがために、まだ小学生の子供が疲労骨折をしてしまった、だんだん試合で勝てなくなってくると「燃え尽き症候群」のような傾向が出てしまった、などのケースを何件も目にしたこともあり、これではいけない、という思いが強くあります。

「子供のうちからふるいにかけて、その中で怪我がなく続けられ、残った子が選ばれた人だ!」といった考え方もあるのでしょう。 しかし、小学生時代にハードな練習をしてきた自分自身や、周りの仲間が、オーバートレーニングによる怪我のために大好きな運動を満足に行えなくなったのを見てきているため、その考え方は大嫌いです。

親や指導者の「エゴイズム」にならないように、その子が何かに(空手なら嬉しいですが、空手以外でも!) 本気で取り組むことが出来るようになるまで、見守りながら、応援してあげたいと思っています。

大人の方への指導

「昔スポーツをしていた」「今はやっていないが子供がやっているのでまた始めたくなった」 「怪我をして運動が出来なくなった」「自分の限界を知った」「昔から運動が苦手だが、 本当は強くなりたい、運動できるようになりたい」などなど、身体を動かすこと、身体を鍛えることに対しては、 皆さん様々な経験や思いがあると思います。

当道場は、日々の稽古を通して、「人間本来の動き」をリプリンティング(上書き)することにより、 何歳からでも進化を実感できるような指導 を行なっております。

左右、前後、上下のバランスが整えられることで正しい姿勢になり、体が楽になるだけでなく、呼吸もすっきりと することでストレスの解消にも繋がると考えています。

「人間本来の(正しい)身体操作」を繰り返し行なうことにより、 自分のパフォーマンスが最大限発揮でき、 今までと違った感覚が必ず実感できるようになると思います。

始めるのが早ければ早いほどその身体操作法をより早く、多く体に取り込むことが出来るのは事実ですが、伸びしろは年齢ではなく「やる気」「向上心」「好奇心」「追及心」だと思っています。

時間は掛かりますが、 年齢を重ねた方でも動きは必ず良くなります。いくつになってもです!